知らないと損する?2025年版 ゆうちょ銀行カードローン 完全ガイド
本記事では「ゆうちょ銀行でカードローンを検討したい人向け」に、現在利用可能な貸付サービスの種類と条件、かつてのカードローン状況の経緯、オンラインでの申し込み方法、申込時の注意点を分かりやすく整理します。
1)まず押さえるべき大前提:現在のカードローンの取り扱い状況
かつてゆうちょ銀行は「したく」などのカードローン商品を取扱っていましたが、提携先変更や商品整理の結果、新規のカードローン(フリーローン)受付を終了している商品があるため、一般的な銀行カードローンを期待して来店・申込する前に現行商品を確認することが重要です。過去の提携商品は新規受付終了となっている事例があります。

2)ゆうちょ銀行で現在利用できる主な個人向け貸付(カードローンと性質が近いものを含む)
A. 口座貸越サービス(オーバードラフト型)
🔹概要:通常貯金の残高を超える支払いが生じた際に、あらかじめ設定した範囲で自動的に貸し付けを受けられるサービス。普段使っているキャッシュカード・通帳で借入が可能。
🔹金利・限度額の目安:公表例として 年14.0%、最大50万円(新規契約時は30万円等の条件あり) と案内されています。
🔹利用対象:ゆうちょ口座保有者で、ゆうちょ認証アプリ等で本人認証が可能な方。短期・小口の不足補填に向きます。
B. 貯金担保自動貸付け(定期預金を担保とする自動貸付)
🔹概要:総合口座で管理する担保定額貯金や担保定期貯金を担保に、通常貯金の残高を超える払戻しがあった際に自動的に不足分が貸し付けられる仕組みです。自動的に引き落とされる形で返済されます。
🔹金利・限度額の目安:貸付金額は預入金額の90%以内、総合口座1口座につき上限300万円が目安。貸付期間は原則貸付の日から2年など一定の制約があります。
🔹利用対象:定期預金を保有しており、担保設定が可能な預金者。既に預け入れている資金の範囲内で借入れしたい人向けです。
C. JP BANKカードのキャッシング(クレジットカードのキャッシング枠)
🔹概要:クレジットカードに付帯するキャッシング機能を用いて現金を借りる方法。カードの種類(一般・ゴールド等)により利用枠や利率、毎月の返済方法が異なります。
🔹利用対象:クレジットカード保有者でキャッシング枠の設定がある方。短期の現金需要に対応できます。
3)それぞれどのような人に向くか(適合例)
🔸短期の不足補填/緊急の小口資金: 口座貸越サービス(オーバードラフト型)が向いています。普段の口座で手軽に利用できます。
🔸定期預金を担保に安全に借りたい人: 貯金担保自動貸付けは担保範囲内での借入れでリスク管理がしやすく、預金残高に応じた上限が分かる点が利点です。
🔸クレジットカード保有者で短期現金が必要な人: JP BANKカードのキャッシングを利用する選択肢があります(枠と金利を確認)。
4)オンラインで申し込む手順
1.事前確認: 公式サイトで商品概要(利率、限度額、必要書類、審査期間)を確認。
2.ゆうちょダイレクト/専用申込ページへアクセス: 多くの手続きはWebで申込可能。ゆうちょ認証アプリやワンタイム認証が必要な場合があります。
3.申込情報の入力と本人確認書類の提出: 氏名・住所・勤務先・年収等の入力、運転免許証やマイナンバーカード等の提出。
4.審査→結果通知→契約: 審査結果は通常一定期間で通知。口座貸越などは審査後に設定が反映され、利用可能になります。公表の目安日数を確認してください。
5)申し込み・利用時の注意点
商品ごとの条件差に注意: 表示金利は商品や契約時の条件で変わります。優遇条件や適用制限がないかを確認してください。
審査の影響と信用情報: 申し込みは個人信用情報に記録されます。短期間で複数社へ申し込むと審査上不利になる場合があります。
総返済コストの把握: 金利のほか、手数料・保証料(該当する場合)や配偶者の同意要否なども含めて総コストを比較しましょう。
過去の提供履歴を確認する: 過去にあったカードローン商品(例:「したく」)は現在新規受付を終了しているケースがあるため、希望の商品が現行で申し込み可能か必ず公式で確認してください。
6)まとめ
ゆうちょ銀行は、従来のカードローン全般を幅広く提供していた時期もありましたが、現在は口座貸越サービスや貯金担保自動貸付け、カードのキャッシング等の仕組みが中心です。利用ニーズ(短期補填/担保付きの低リスク借入/カードキャッシング)に合わせて最適な商品を選び、公式ページで最新条件を確認したうえでオンライン申込を行うことをおすすめします。